OpenGL 入門

一応歴史的な部分も追ってみる。GL は SGI のライブラリだったが、市場開拓のため
Open にして propretary hardware から切り離すことも目標に進めた。そのうち
OpenGL ARB (Architecture Review Board) という working group に委ねられ、
Khronos Group に引き継がれる。90年代後半 SGI が苦しくなって Microsoft
にそそのかされて Fahrenheit API に導かれて、また Windows 的には OpenGL
driver の interface の扱いが微妙になりつつあって一度はもう終わったかと
思われたが、大手ベンダや、グラフィックスカードベンダの後押しで、working
group がプロジェクトを維持してスタンダードになったという経緯は面白い。

windows には OpenGL 本体 opengl32.dll, utility library glu32.dll は含まれている。
関連するライブラリで GLUT (OpenGL Utility Toolkit) というものがある。
Platform 間の細かな違いを吸収してくれ、簡単な UI 機能も持つ。Mac OS X では
拡張されてサポートされたりしているが Windows はこれを提供していない。
freeglut http://freeglut.sourceforge.net/ を使えば同等の機能がそろう。
ソースでの配布なので、展開して freeglut_static.dsp を Release でビルドする。
Visutal Studio 用だが、フリーの Visual C++ 2008 Express Edition でもビルド
できた。生成された freeglut_static.lib を Microsoft SDKs の lib にコピーして、
簡単な GLUT + OpenGL プログラムをビルド、実行できた。


cl -DWIN32 t.cpp